ホワイトニングをすると痛い!原因と自分できる対策を解説
「ホワイトニングをすると歯が痛くなる」という話を聞き、ホワイトニングをためらっている人はいませんか。
ホワイトニングでは痛みが起こることもありますが、すべての人に痛みが出るわけではなく、出たとしても対策が可能です。
この記事では、ホワイトニングの痛みが気になる人に向けて、痛みが出る原因や痛みが出た時の対処法、ホワイトニングをする前からできる痛みの予防法などについて詳しく紹介します。
ホワイトニングを始める前に、痛みが出る理由や対策を知っておき、安心して施術を受けられるようにしましょう。
ホワイトニングは痛い?どんな痛み?
歯のホワイトニングをしたいと思う人は多いかもしれませんが、痛みを感じることがあると聞き、不安を感じる人もいるでしょう。
ここでは、ホワイトニングで痛みを感じる仕組みや痛みの種類、タイミング、期間などについて紹介します。
痛みを感じる仕組み
ホワイトニングで痛みを感じる場合、ホワイトニング剤が歯に影響している可能性があります。原因はホワイトニング剤の成分です。
ホワイトニングの際に使用される薬剤には過酸化水素や過酸化尿素などの漂白成分が含まれています。
このような成分が歯のエナメル質を通過して象牙質に到達し、神経に刺激を与えることによって痛みが引き起こされるのです。特に以下に心当たりがある人は注意しましょう。
- 歯のエナメル質が薄い
- 知覚過敏や口腔内のトラブルがある
歯がこのような状態の場合、痛みを感じやすくなります。
痛みは大きく分けて4種類
ホワイトニング中や後に感じる痛みには種類があり、感じ方には個人差があります。痛みは大きく分けて以下の4種類です。
- 一瞬で消える鋭い痛み
- 継続的な鈍い痛み
- ズキンズキンとする痛み
- 歯が疼くような感覚
痛みや違和感の種類はこのようにさまざまですが、いずれも象牙質にホワイトニング剤が影響しているために起こるものです。
また、必ず痛みが出るというわけではなく、痛くなる人もいれば痛くならない人もいます。
痛みを感じる際は歯のエナメル質の薄さや口腔内トラブルなどに起因することが多いため、不安な人は事前に口腔内をチェックしておきましょう。
多くは時間の経過とともに痛みを感じなくなりますが、我慢できない痛みだったり、あまりにも続く痛みだったりする場合には、早めに歯科医師へ相談してみてください。
どんなタイミングで痛くなる?
ホワイトニングで痛みを感じるタイミングでもっともよく言われているのが、施術直後〜数時間後というものです。しかし個人差があることも確かで、人によって以下のタイミングに分かれます。
- 施術してすぐ
- 施術後数時間
- 施術当日の夜から
施術直後から痛みが出る人、それより時間が経った夜に出る人などさまざまです。
このように個人差があるため一概には言えませんが、「施術後24時間以内」と考えておくとよいでしょう。
痛みが続く期間はどれくらい?
痛みが続く期間も個人差がありますが、数日続くことはまれであり、ほとんどは1日~2日で治まります。
痛みが出ている間は少しつらいかもしれませんが、いずれ落ち着く痛みだと考えれば安心できるのではないでしょうか。
痛みがあまりにも強く、日常生活に支障が出るのであれば、歯科医師に相談したり鎮痛剤を飲むなどの対処をおすすめします。
また、ホワイトニングによって出た痛みは時間が経つにつれて軽減していきますが、「痛みが強くなってきた」「1週間以上痛い」というような状態は何らかの異常が発生している可能性があります。
このような場合にはできるだけ早めに歯科医院へ連絡し、受診してみてください。
痛みを感じる原因は?
ホワイトニングで痛みを感じる原因はいくつか考えられます。ここでは、むし歯や歯周病、知覚過敏、歯のかけやひびなど、痛みを感じる主な原因を4つ紹介します。
むし歯がある
ホワイトニング中に痛みを感じる主な原因のひとつはむし歯です。むし歯があると、歯の表面のエナメル質が溶けて穴が開き、象牙質が露出します。
象牙質はエナメル質よりも柔らかく、神経に近いため、ホワイトニングの薬剤が染み込みやすくなります。これにより、薬剤が神経に刺激を与え、痛みを引き起こしてしまうのです。
また、むし歯の治療で詰めた材料に隙間がある場合、その隙間から薬剤が侵入し、同様に痛みを感じることがあります。
歯周病にかかっている
歯周病もホワイトニング中の痛みの原因です。特に進行した歯周病には注意しなければいけません。
歯周病が進行すると歯根が露出してしまいますが、歯根はエナメル質で覆われておらず、象牙質が剥き出しになっているため、ホワイトニング剤が直接作用して痛みを引き起こします。
「歯周病かも?」と感じるような症状(歯ぐきの腫れ、出血など)があれば、ホワイトニング前に歯科医院で検査を受けてみてください。
知覚過敏が起きている
エナメル質が薄くなったり削れたりして知覚過敏になっている方もホワイトニング中に痛みを感じやすい状態です。
知覚過敏は冷たいものや熱いもの、甘いもの、酸っぱいものなどの刺激に対して歯が敏感に反応し、痛みを感じますが、ホワイトニング剤も同様に刺激になって痛みが生まれます。
また、ホワイトニング剤が歯の表面にあるペリクルという膜をはがすことにより、知覚過敏の症状が起こることがあります。
ペリクルは剥がれても12時間~24時間ほどで再生されるため心配ありませんが、再生するまでの間は痛みを感じやすいため注意して過ごしましょう。
歯に欠けやひびがある
歯に欠けやひびがある場合も、ホワイトニング中に痛みを感じやすくなります。歯の欠けやひびによってエナメル質が破損し、象牙質が剥き出しになることがあるためです。
このような状態になるとホワイトニング剤が直接象牙質に浸透し、神経に刺激を与えて痛みを引き起こします。
歯の欠けやひび割れが疑われる場合は、事前に歯科医に相談し、適切な治療を受けておきましょう。
また、歯ぎしりや強い噛みしめなどで歯に亀裂が入っている場合は、知らないうちに象牙質が露出していることもあります。
症状が出るまで自覚できないケースも考えられるため、ホワイトニング前に限らず、定期検診を受けて口腔内の状態を把握しておくのもおすすめです。
痛みを感じた時の対処法
ホワイトニング後に痛みを感じた場合、いくつかの対処法で改善する可能性があります。ここでは、痛みを感じた場合にできる具体的な対処法を紹介します。
刺激になりそうな飲食物を避ける
ホワイトニング後は歯が一時的に敏感になることがあります。以下のような刺激は避けるようにしましょう。
- 冷たい飲食物や熱い飲食物
- 酸っぱいもの、辛いもの
このようなものは歯に刺激を与えやすいため、ホワイトニング後はしばらく控えると安心です。
なかには柑橘類や炭酸を使った飲食物が好きな人もいるかもしれませんが、歯の表面をさらに刺激し、痛みを悪化させてしまう可能性があります。
代わりに常温の水や刺激の少ない食品を選び、歯を休ませてあげましょう。
歯磨き・うがいをする
歯磨きやうがいも痛みの軽減に有効な方法です。ホワイトニング直後は歯の表面が敏感になっているため、以下を意識して優しく歯磨きを行いましょう。
- ブラッシングは優しく丁寧に
- 歯磨き粉は知覚過敏用のものがよい
- アルコールフリーのマウスウォッシュの使用もおすすめ
知覚過敏用の歯磨き粉やアルコールフリーのマウスウォッシュは刺激が少なく、敏感になっている歯でも痛みを感じにくくなるでしょう。
一般的なドラッグストアなどで購入できるほか、歯科医院でおすすめする製品を選ぶのもよい方法です。
矯正歯科・口腔ケア クリニック知事公館前でも症状に適した製品のアドバイスをしていますので、お気軽にご相談ください。
鎮痛剤を使う
痛みが強い場合は鎮痛剤を使用しましょう。歯科医院に処方してもらうか、以下の成分を含んだ市販の鎮痛剤を選びましょう。
- アセトアミノフェン
- イブプロフェン
- ロキソプロフェン
このような成分を含んだ鎮痛剤は歯の痛みにも有効で、一時的な痛みの緩和に役立ちます。
ただし、薬の使用にあたっては、用法・用量を守り、長期間にわたって使用しないように注意しましょう。痛みが長引く場合は薬の服用を中止し、歯科医院へ相談してみてください。
歯科医師に相談する
痛みが長引く場合や耐えられないほどの痛みがある場合は、早めに歯科医師へ相談してみてください。痛みの原因がホワイトニングではなく、ほかにある可能性も考えられるためです。
また、ホワイトニングが原因だとしても痛みの感じ方は人それぞれです。無理だと判断したら、我慢しすぎずに受診しましょう。
ホワイトニングの痛みを予防する方法
ホワイトニングによる痛みを予防するためには、事前にいくつか対策しておくと効果的です。ここでは、ホワイトニングの痛みを予防するための方法を紹介します。
事前治療をする
ホワイトニングを始める前に、むし歯や歯周病の治療を完了させておきましょう。
前述の通り、むし歯や歯周病があると、ホワイトニング剤が神経に直接刺激を与えて、痛みを引き起こしやすくなってしまいます。
事前に歯科医師の診察を受け、必要な治療を済ませておくことにより、ホワイトニング中の痛みを防ぎながら理想の白い歯を目指せるようになるでしょう。
歯周病予防のケアをする
日常的な歯周病予防ケアの徹底も効果的です。毎日の習慣として以下を意識してみましょう。
- 丁寧な歯磨き
- フロスなどのサポートグッズの使用
歯周病予防には毎日の丁寧な歯磨きをはじめ、フロスなどのサポートグッズの使用が不可欠です。あまり使った経験がない人は歯科医院でアドバイスを受けてみてください。
知覚過敏対策をする
知覚過敏の症状がある場合は、ホワイトニング前から症状の改善を目指しましょう。以下の方法がおすすめです。
- 知覚過敏用の歯磨き粉を使う
- 歯科医院でフッ素を塗布する
このような方法は歯の表面を強化し、知覚過敏の症状を軽減することにつながります。
歯科医師に相談し、適切な知覚過敏対策を実施してからホワイトニングを行うと良いでしょう。
フッ素入りの歯磨き粉を使う
フッ素入りの歯磨き粉を使用することも、ホワイトニング中の痛みを予防する効果があります。フッ素は歯の表面を強化し、酸に対する抵抗力を高める働きがあります。
ホワイトニングを始める前からフッ素入りの歯磨き粉を使用することにより、エナメル質を保護し、痛みを感じにくくすることができます。
前述の歯科医院でのフッ素塗布と合わせて使用すれば、さらによい影響が期待できるでしょう。
定期検診を受ける
定期的に歯科検診を受けることにより、むし歯や歯周病の早期発見・早期治療が可能になるため、ホワイトニング中の痛み防止につながります。
口腔内の健康を維持できる・歯のクリーニングができるなどのメリットもあり、ホワイトニングだけではなく日常生活でも好影響が生まれるでしょう。
まとめ
ホワイトニングをした時に出る痛みは、歯の表面にあるエナメル質やその下の象牙質がホワイトニング剤から受けることによって起こります。
健康な歯であればその確率は下がりますが、むし歯や歯周病など口腔内トラブルがある場合にはエナメル質や象牙質がダメージを受けているため、痛みが出やすくなるでしょう。
むし歯や歯周病がある場合は、ホワイトニングを受ける前に治療が重要です。
痛みを感じた際には刺激物の飲食を避ける・歯磨きやうがいを丁寧にする・鎮痛剤を使うなどの対処で乗り切りましょう。ホワイトニング前に痛み対策をするのもおすすめです。
矯正歯科・口腔ケア クリニック知事公館前ではホームホワイトニング、オフィスホワイトニング、デュアルホワイトニングなど各種ホワイトニングに対応しています。
痛みや知覚過敏の症状が起こりにくい「ポリリンホワイトニング」を導入しており、リラックスしてホワイトニングを受けていただけますので、痛みがご不安な方もぜひ一度お気軽にご相談ください。
記事監修者

矯正歯科・口腔ケアクリニック知事公館前
院長 三木 善樹
経歴
- 1993年 徳島大学歯学部卒業
- 1997年 徳島大学大学院歯学研究科修了
- 1997年 徳島大学歯学部矯正学講座助手
- 2004年 札幌医科大学医学部口腔外科学講座助手
- 2007年 札幌医科大学医学部口腔外科学講座助教
- 2022年 矯正歯科・口腔ケアクリニック知事公館前院長
所属学会
- 日本矯正歯科学会・認定医
- 日本口腔外科学会
- 日本顎変形症学会
- 日本口蓋裂学会
- 日本顎関節学会
- 北海道矯正歯科学会
- 日本骨代謝学会
- 歯科臨床研修医指導医
-
-
住所〒060-0003
北海道札幌市中央区北3条西14丁目2-2
ダイアパレス北3条第2 1F -
アクセス地下鉄東西線「西11丁目」・「西18丁目」駅から徒歩10分
JR函館線「桑園」駅から徒歩15分 -
駐車場駐車場はクリニックの裏、マンション敷地内15番ですが、使用中の場合は近隣駐車場に停めてください。受付で駐車券を提示し申告していただけましたら1時間無料チケットをお渡しします。
-
-
予約について
診療時間 月 火 水 木 金 土 日 10:00 ~ 13:00 - - ● ● ● ● ▲ 14:00 ~ 18:00 - ● - - ● ● ▲ 休診日/月曜日・火曜日午前・水曜日午後・木曜日午後・隔週日曜日・祝日
※1 日曜日は隔週
※ 最終受付は17時30分
マイナンバーカードでの受付OK
各種キャッシュレス決済OK診療科目:矯正歯科